自動車の用語集

自動車の用語集

車の専門用語をわかりやすく解説!自動車の用語集

あ行

「あ」から始まる車の用語
アーシング

バッテリーのマイナス端子を電気抵抗値が小さい電線で直接各部品を繋ぐこと。
吹き上がりの改善、燃費の向上、ライトの光量UP、オーディオの音質向上などのプラス効果がある。

アームレスト

搭乗者が室内でリラックスできるように設けられた肘掛け。

アイドラーアーム

ボールナット式ステアリングギヤなど、リレーロッドを用いたステアリング装置に使われる、ロッドを平行に保つためのアーム。

アイドリング

アイドリングとは、アクセルを踏んでいない状態で、エンジンが空回転、遊回転している状態。つまりエンジンが低回転を維持している状態。

アイライン

アイラインとは、車の表情を変えるドレスアップパーツ。ヘッドライトの上部に板状の物を貼り付けることにより、ライトが細くなり、ワルそうに見える。ヘッドライトの目(アイ)と見たててこう呼ぶ。

アクスルハブ

FR車の前輪やFF車の後輪のように、駆動しないホイール(車輪)が取り付けられている円筒形の部品で、アクスル(車軸)としての働きをするもの。

アクティブサスペンション

アクティブサスペンションとは、スプリングの代わりに、空気圧や油圧で作動をコントロールし、各種のセンサーで路面の状態を検知し、コンピューターによって動きを制御するシステムのこと。高級車に多く採用されている高度なシステム。

圧縮比

シリンダー全体の容積と、ピストンが最も上の位置にきた時のシリンダー内の容積との比率が圧縮比になり算出される。圧縮比が高いと燃焼効率が良くなり、出力も高くなるが、圧縮比が高くなりすぎるとノッキング(異常燃焼)が起こりやすくなる。

アライメント

アライメントとは、タイヤの位置・方向を正常な角度に調整することを言う。

合わせガラス

強化ガラスの一種で、破損による人体への影響を少なくするために特別に作られたガラス。ポリビニルプチラールという化学フィルムを間に入れて2枚のガラスを合わせたもの。飛び石などで破損しても、丈夫で柔軟な中間フィルムによって大きなヒビが入るだけで、飛び散ることなく視野も確保される。中間フィルムを何枚も重ねると防弾ガラスになる。

アンダーコート

ボディのフロア下側(外側)等に、防錆・防音・防振などの目的で塗布されているコーティングのこと。特に寒冷地仕様車では、融雪剤による錆を防止するためにアンダーコートを実施することが多い。

アンダーステア

アンダーステアとは、カーブの際、ハンドルを切った時に、遠心力で車体が外側に膨らもうとする現象のことを言う。

「い」から始まる車の用語
イージーグラフィック

イージーグラフィックとは、インパネやドアなど、プラスチック部分のパーツにウッド柄やカーボン柄などの模様を塗装する技術のことを言う。

イグニッション

イグニッションとは、エンジンを始動させる点火装置のことを言う。ハンドル右奥にあるイグニッションスイッチにキーを差し込み右に回すことでエンジンが始動する。

一時抹消登録

一時抹消登録とは、道路運送車両法に基づく廃車手続きで、「16条抹消」と呼ばれることもある。「自動車の使用を一時中止するための手続き」とされており、所有者が長期間自動車を使用できない状態(長期出張・入院など)により、一時的に自動車の使用を停止する場合などにこの手続きを行う。この抹消手続きを行うと、抹消登録証明書の交付が受けられ、日本国内で再び登録し、運行することが可能。この抹消登録を行った車でも日本国外へ輸出することはできるが、その場合には運輸支局から輸出抹消仮登録証明書の発行を受ける必要がある。

イモビライザー

イモビライザーとは、車両盗難を防止するハイテク装置のことを言う。車の鍵に埋め込まれた電子通信チップのIDコードと車輌側のIDコードが一致しないとエンジンが始動しない。

インタークーラー

インタークーラーとは、ターボやスーパーチャージャーなどの過給器で圧縮し加熱された空気を冷やすための装置。

インディぺンデントサスペンション

インディぺンデントサスペンションとは、独立懸架式サスペンションのこと。右左両輪が独自に動くことが可能で、タイヤが確実に路面を捉え乗り心地が良いのが特徴。

インテリア

通常、車の外観をエクステリアと呼ぶのに対し、室内をインテリアと言っている。衝突などに備えて、乗員の保護もインテリアの重要な要素になっている。

インテリジェントキー

インテリジェントキーとは、日産車特有の呼び方で、キーを携帯しているだけで自動的にセンサーによる認証でドアの開鍵・施錠からエンジンの始動・停止までを可能にするキーレスシステム。

インパネ

計器盤、メーターやスイッチ類だけでなく、オーディオ・エアコンが収納される部分も含めてインパネと言う。

「う」から始まる車の用語
ウーファー

ウーファーとは、お腹に響くような重低音を出す専用のスピーカー。

ウィンカー

方向指示灯のこと。ターンシグナル、フラッシャーとも呼ばれる。右折左折時に後ろの車や対向車・歩行者などに合図をするために点滅するライト。ランプの色はオレンジ色。

ウイング

翼の意味で、レース用マシンのウイングはダウンホースを得るために車体の前後に取り付ける翼状のプレート。細かな角度調整が可能で、コースやマシンの状態によって調節する。

ウエストゲート

ウエストゲートとは、ターボの過給圧を制御し排気するための装置。ターボの過給圧が設定値を超えるとノッキングなどの恐れが出てくるため、余分な排気ガスをタービンに入れず、ゲートからマフラーに逃がし、過給圧を調整する。

ウォーターポンプ

冷却水を強制的に循環させるためのポンプ。ウォーターポンプの容量を大きくすることで冷却効果を上げることも可能。

ウレタン注入

車のボディの剛性を上げるために、サイドシルの中に高密度硬質発泡ウレタンを注入すること。車のサイドシルは鉄板でできた筒状の空洞であり、特に横方向の力に対しては剛性が低い。これを補うために、サイドシルの空洞内にウレタンを注入して剛性UPを図る。

「え」から始まる車の用語
エアクリーナー

エアクリーナーとは、空気中のチリやホコリを取り除くフィルターのこと。空気をエンジンへ取り入れるエアインテークの入口に装着される。

エアサス

エアサスとは、エア・サスペンションの略称で、従来の金属バネの代わりに空気の入ったシリンダーを使ったサスペンションのこと。

エアダクト

空気の導入・排出用開口部の総称。エアガイドは目的箇所まで空気を導くものであるのに対し、エアダクトはその空気を取り入れたり排出したりする部分を指す。

エア・ディフレクター

サンルーフの前に取り付ける「ひさし」状のものを指す。サンルーフを開けた時に、風の巻き込みや騒音を低減する効果がある。

エアフィルター

エアクリーナーの中でホコリなどを吸着除去する部分。エアエレメントともいう。大別するとコットン材に特殊オイルを塗布した湿式と乾式に分けられる。純正品から市販の高効率フィルターに交換することで、吸入空気量を増やすことも可能。

エアロパーツ

ボディに取り付けることにより、走行中のボディ周辺の空気のコントロールを行い、空気抵抗を減少させたりダウンホースを得るためのパーツ。

永久抹消登録

永久抹消登録とは、道路運送車両法に基づく廃車手続きで、「15条抹消」と呼ばれることもある。「自動車が滅失、解体等したため再使用することない手続き」とされており、車両の解体を前提としたもので、この抹消手続きを行うと自動車の再登録に必要な抹消登録証明書の交付を受けられない。従ってこの手続きを受けた車は日本国内では二度と走ることができないということになるが、運行目的以外での再利用(倉庫など)は可能。

エキゾーストノート

排気音のこと。音のエネルギーのほとんどは、排気ガスと共に排気管(マフラー)を通って外に放出される仕組みになっているが、マフラーの出口近くのサイレンサー(消音器)で排気音を小さくしている。

エキゾーストパイプ

排気管のことで、排気ガスの通る管を指す。

エキマニ

エキマニとは、エキゾーストマニホールドの略で、多気筒エンジンの各シリンダーから排気ガスをマフラーに吐き出すための気管。

エンジン

内燃機関。機関の内部で燃料を燃焼させて動力を得る装置の総称。車用のエンジンはガソリンエンジンが一般的で、その他ディーゼルエンジンやロータリーエンジンなどが使用されている。

エンジンオイル

エンジンはその機構上、摩擦部分や回転軸受が多いので、摩耗を防ぎ動きを滑らかにする潤滑装置が必要になる。ここで使う潤滑剤がエンジンオイルで、その役目は潤滑だけでなく、ピストンなどの冷却やリング部のガスシールなどの働きも兼ねている。停止中はエンジン下部のオイルパンに溜められている。エンジンを始動するとオイルはポンプで吸い上げられて各部に圧送され、潤滑の終わったオイルはオイルパンに戻る。

「お」から始まる車の用語
オイル

油脂類のこと。車に使われるオイルには、エンジンオイルやミッション・デフオイルなど潤滑系のものや、ブレーキ・クラッチオイル(フルードと呼ぶ)など油圧系のものなどがある。

オイルパン

エンジン下部に取り付けられている受け皿で、エンジンオイルを溜めておくためのもの。形状が平なべ(フライパン)に似ているため、オイルパンと呼ばれる。

オイル・フィルター・エレメント

エンジンオイルをろ過するオイル・フィルターの一部で、折りたたんでオイルの通過面を広くしてあるろ紙や不織布、鉄線などの種類がある。

応急用タイヤ

パンクなどの非常事態で、標準タイヤでの走行が出来なくなった時、一時的に使用するスペア専用タイヤ。緊急用であり、長時間の使用は避ける必要がある。

オートライト

オートライトとは、暗くなるとセンサーが感知して、自動的にライトが点灯する機能のこと。

オーバーステア

一定の操舵角度で旋回し、速度を上げると旋回半径が小さくなること。または、一定の旋回を続けるのにハンドルを戻すことが必要な状態などを指す。

オーバーヒート

エンジンの過熱状態のこと。エンジンの発生する熱に対し冷却機能が追いつかない状態で、水温や油温が上昇し過ぎて、そのままの状態で運転を続けるとエンジンを壊すこともある。最近のエンジンは、オーバーヒート状態になるとCPの制御でエアコンや回転数・ブースト圧などを自動的にコントロールするものが多くなっている。

オーバーホール

分解修理のこと。車関係では古くなったエンジンやクラッチ、サスペンションなどの分解修理に対して使用することが多い。エンジンの場合だと、本体を車から降ろして分解し、古くなった部品を交換するだけでなく、シリンダーのボーリングやポート・燃焼室の研磨などを行い、新品に近い状態に仕上げていくことをオーバーホールという。

オーバーレブ

エンジンの過回転のこと。アクセルの全開やシフトダウンなどでエンジン回転数が許容範囲を超える状態をいう。一般的にタコメーター(回転計)の付いた車では、瞬間的であれば回せるイエローゾーンと、それ以上回すと危険となるレッドゾーンで色分けされている。

オールペン

オールペンとは、オールペイントの略。車を全塗装すること。

オフセット

ホイールがタイヤの中心からどれだけ片寄せ(オフセット)して車(ハブ)に取り付けられているかを示す数値で、リム(タイヤ)の中心とディスクのハブへの取り付け面との間の距離をmmで表示する。ハブ面がリムの中心より外側の場合は+、内側の場合は-で表示される。

オフロード

未舗装の道路や、道路ではない場所のこと。

オンロード

オフロードに対して、舗装された道路のこと。