自動車の用語集

自動車の用語集

車の専門用語をわかりやすく解説!自動車の用語集

か行

「か」から始まる車の用語
カーナビ

カーナビゲーションシステムの略で、自動車航法システムのこと。ナビゲーションシステムとは飛行機や船の航路誘導システムのこと。通常、液晶画面に地図などを表示して、ドライバーに進行方向や目的地までの距離などを知らせる。車の位置の測定には、衛星からの電波を受信するGPS方式と、自車の走行状態をジャイロで検出して推測する自立航法、さらにはVICSと呼ばれる光や電波を利用する方法があるが、通常はそれらを組み合わせて利用している。

過給圧

過給圧とは、過給器がエンジンに空気を送るときにかかる圧力。

ガソリンエンジン

石油製品の中でも揮発性の高いガソリンを燃料とするエンジン。基本原理は空気14に対しガソリン1ほどの割合で霧状にして吸入し、その混合気を8~10倍に圧縮して電気火花で点火させ、爆発的に燃焼するエネルギーを回転運動として取り出す。

型式

型式とは、自動車の車名やエンジンの種類などを表す記号で、自動車の構造・装置・性能などが同一であるものに対して、国土交通大臣が指定を行う自動車の分類指標。車検証の「型式」欄に記載されている。
なお、車検証の型式の最初にある「-(ハイフン)」の前のアルファベットは排出ガス規制適合車を表す記号。

http://www.weblio.jp/より

型式指定番号

型式指定番号とは、車両が国土交通省から認可された際に付与された番号で、表示部は、4桁あるいは5桁の数字の組み合わせからなっている。
型式指定番号は、車種毎のエンジン型式や駆動方式等によって異なる番号を付される。このため、例えば、車種名○○の排気量2000ccの四輪駆動車といった、各車種の大まかなモデル名やグレードを知ることができる。

http://www.j-tokkyo.com/より

可変バルブタイミング

エンジンの運転状態に応じてバルブタイミング(排気を行うためのバルブの開閉時期)や、バルブのリフト量などを変化させ、適正な出力を得ると同時に広い回転域で吸排気効率を高めて燃費の改善をはかるシステム。

カムシャフト

吸排気バルブの開閉やバルブタイミングを決めるためのカムを気筒数分だけ連結した軸(シャフト)のこと。通常はこのカムシャフトのことを「カム」と称している。

ガルウイング

ガルウイングとは、スーパーカーなどの、翼のように開くタイプのドアのこと。

慣性ドリフト

慣性ドリフトとは、高スピードを保った状態でコーナーに進入し、遠心力などの慣性力によって車体が自然に横滑りすることを利用したドリフト走行のこと。

寒冷地仕様

北海道など寒冷地向けに、一般の仕様を一部変更して作られた車のこと。主な変更点は、防錆アンダーコート・強化スターター・大型バッテリー・強力ファンヒーター・寒冷地仕様クーラント・サーモスタット設定温度変更・ヒーター付ドアミラーなど。

「き」から始まる車の用語
キーレス

キーレスとは、キーを挿し込むことなく、ドアロックの施錠/解錠がボタン操作で出来るリモートコントロールシステム。

キセノンヘッドライト

キセノンヘッドライトとは、従来のハロゲンライトが電球だったのに対し、高電圧を送りキセノンガスを放電させて発光させるライト。青白い光が特徴で明るく・省エネ・長寿命と良いこと尽くし。

キックダウン

走行中に低速ギアにシフトダウンすることだが、一般的にはAT車で自動的にシフトダウンすることをキックバックと呼んでいる。AT車で定速走行中にアクセルを踏み込むと自動的に低速ギヤに切り替わって、軽い衝撃と共に加速をはじめる。このような状態をキックダウンと呼ぶが、最近のAT車はこのキックダウンポイントもECUでコントロールしているものが多い。

キックバック

キックバックは反動の意味で、路面からのショックがステアリングホイールに伝わること。なお、ABS作動時のブレーキペダルやシフトミスをした時のシフトノブなどにも、キックバックの衝撃を感じることがある。

キノコ型エアクリーナー

エアクリボックスを持たず、吸気ダクトの先端にむき出しのフィルターを取り付けたもの。その形状がキノコに似ているために付いた俗称である。ボックスタイプに比べて空気の吸入量を多く出来る利点があり、ターボ車など多量の吸気を使用する車に後付けで装着することが多い。ただし、エンジンルームの熱い空気を直接吸い込むため、空気密度が薄くなるなどの欠点もあり、遮熱板の設置や、空気を冷却するインタークーラーの容量をUPするなどの対策も必要になる。

キャンバー

キャンバーとは、車を正面から見たとき、タイヤと地面の接地角度のことを言う。

吸気バルブ

吸気をシリンダーに入れる際に開いたり(吸気バルブ)、排気を出す際に開く(排気バルブ)弁で、高回転になればなるほど激しい運動になるので、スムーズに正確に運動しなければならない。

吸気ポート

シリンダーヘッドにあって、各シリンダーのバルブ部分から出ている吸気/排気の通路にあたる部分。

吸気マニホールド

多気筒エンジンでヘッドから外側の吸排気管をマニホールド(多岐管)という。吸気側は通常スロットル部から各気筒の吸気ポートまでを分配してつなぐ。

強化クラッチ

強化クラッチとは、通常のクラッチよりもスプリングを強化し、滑りにくくするために素材を摩擦面に採用したクラッチのこと。

「く」から始まる車の用語
空気圧

タイヤに含まれる空気の圧力。タイヤに掛かる荷重のうちタイヤ自身が直接支える荷重は10%程度であり、タイヤは空気を充填することによって初めてその機能を発揮する。タイヤの空気圧は、低すぎると高速耐久性低下や転がり抵抗の増大、ステアリング性能の低下など悪影響が出やすいので、定期的な空気圧のチェックが必要。

クラッチ

エンジンは、通常車が一時停止をしたり走行中に変速したりする間も回転し続けている。その動力を切ったり繋いだりする装置がクラッチである。普通はMT車に搭載されている。

クラッチカバー

回転するクラッチ機構を支えている金属カバーで、フライホイールに固定されており、エンジン回転中は常時回転している。クラッチカバーの内側にはプレッシャープレートが取り付けられている。また、カバーの中央部分にダイヤフラムスプリングが取り付けられており、スプリングの力でプレッシャープレートとクラッチディスクを密着させる役目をしている。

クラッチジャダー

通常ジャダーというとタイヤの振動のことをいうが、クラッチジャダーは半クラ状態の時などにクラッチから発生する振動のこと。クラッチが完全に繋がっておらず、断続を細かく繰り返している状態。

クラッチスプリング

クラッチカバーの中心部に取り付けられたスプリングで、通常このスプリングの圧力でプレートをディスクに押し付けている。クラッチスプリングには板状で花びらのような形のダイヤフラム式とコイル式があるが、普通はダイヤフラムスプリングが使われている。このスプリングの強さによってクラッチの圧着力も変わってきて、ハイパワーエンジンほど圧着力の強いスプリングが使用され、その分クラッチ操作も重くなってくる。

クランクシャフト

クランクシャフトとは、エンジンのピストンの上下運動を回転運動に変えるための軸。自転車のペダルと同じ働きをする軸で、エンジンの背骨となる最も重要な部品。

クリープ現象

AT車はエンジンが掛かっている時に、DやRのレンジにセレクターレバーを入れると、アクセルを踏まなくても車が少しずつ動き出す現象がおこる。これをクリープ現象という。トルクコンバーターの機能にその原因があり、アイドル回転時の弱い力を伝えてしまうためにおこる。

グリルガード

グリルガードとは、RV・4WD車のフロントグリル周りを障害物から保護するパーツのこと。本来、障害物から保護することを目的として取り付けられていたが、対人の衝突事故で大きなダメージを与えてしまう恐れがあるので現在では採用されていない。

クルーズコントロール

クルーズコントロールとは、高速道路のように一定の速度で長時間走行するような場合、アクセルを踏み続けることなくセットした速度を維持して走る装置のこと。

グローブボックス

フロントの助手席の前にある小物入れのこと。

「け」から始まる車の用語
軽自動車税

軽自動車税とは、軽自動車等の所有に対して課せられる市区町村税。
毎年4月1日現在の所有者に当年度分が課税され、4月あるいは5月に納税する。
なお、自動車税と違い納税後に異動があった場合でも月割還付などはされない。
四輪車の場合、税額は概ね自家用乗用車が10,800円、自家用貨物車が5,000円、営業用乗用車が6,900円、営業用貨物車が3,800円となる。

軽油

軽油とは、石油を分留してつくった液体燃料の一種。ディーゼルエンジンの燃料に用いられる。

減衰力

スプリングの動き(振動)を止めようとするダンパーの抵抗力を減衰力という。減衰力が大き過ぎるとスプリングの動きに抵抗するのでゴツゴツした感じになり、逆に小さ過ぎるとスプリングの動きを押さえ切れず、フワフワした乗り心地になる。

「こ」から始まる車の用語
コラムシフト

コラムシフトとは、ハンドルの付け根にシフトレバーがついているものを言う。

混合気

エンジンの燃焼過程において、空気と燃料が混ぜ合わされたものを「混合気」という。

コンビハンドル

コンビハンドルとは、ハンドルの一部にウッドやレザーの素材が使われているのも。高級車やグレードの高い車などに装備される。

コンプレッサー

圧縮機。ターボチャージャーやスーパーチャージャーの部品としての圧縮機を指す。エンジンに吸入する空気を圧縮(過給)し、圧力を高める。

コンプレッション

エンジンをフルスロットルで回転させた時の燃焼室内の最高圧力のこと。コンプレッション測定はその時の圧縮漏れ等を測定することで、エンジンの調子の良否を判定する。